適切な人事制度の構築は社員のためにもなり、ひいては会社のためになるので、会社をどのように発展させたいかを踏まえて、経営者だけではなく、社員も交えてつくりあげていくべきでしょう。
人事制度構築の目的は、第一に、人的資源の有効活用です。従業員を適材適所に配置できれば理想的なので、ひとりひとりの能力・適正把握が必要となります。会社の利益・売上アップ、コスト削減、新規契約獲得、新規事業開拓などに貢献した社員に対しては貢献度合いに見合った報酬を用意すべきでしょう。逆に貢献度合いが低いものに対しては給料ダウンさせる手もあるでしょう。厳しすぎてはいけませんし、甘すぎてもうまくいかないと思います。丁度いいさじ加減を目指したいですね。そのためにも雇っているひとりひとりと面接し話し合い、より会社に貢献してもらえるようにします。
人事制度構築の目的に、会社の経営存続の意味合いも含まれます。やる気のない社員や会社に不利益・損害を与えたものには相応の評価をすることで人件費の上昇をコントロールすることができます。このぐらいは成果を出さないと給料が下がるんだ、と従業員に知らしめることにより、喝を入れることができるかもしれません。