老齢基礎年金は65歳からの支給ですが、これを繰り上げて支給してもらうこともできます。月単位で繰り上げでき、もっとも早くて60歳から支給してもらうことができます。当然ながら、支給額がそのままだと誰でも繰り上げますので、繰り上げた月分だけ減額(−0.5%)された額となり、この減額された額が死ぬまで続きます。
逆に66歳以降に繰り下げることも可能です。繰り下げた場合は増額(+0.7%)された額の支給が死ぬまで継続します。70歳以降の増額率は変わらないので、最大70歳まで老齢基礎年金をもらうのを遅らせることができます。
繰り上げるほうが率が大きい点に注目です。70歳までもらうのを我慢しよう!と思ってて死んでしまう可能性もあるので、自分は何歳まで生きるのかを考慮するのがよいでしょう。一寸先は闇の我が国なので、もらえるものは早めにもらっておいたほうがいいというのが私見です。
繰り上げ、繰り下げ時の支給率は下表のとおりです。
(単位は%)