人事制度において、コンピテンシーということばがあります。
コンピテンシーとは、高業績者に共通してみられる行動特性。組織の置かれた環境と職務上の要請を埋め合わせる行動に結びつく個人特性としてのキャパシティ。職務や役割における効果的ないしは優れた行動に結果的に結びつく個人特性。このような意味合いです。
コンピテンシーを人事制度や人事評価に活用することにより、社員全体の行動の質を上げていこうというわけです。コンピテンシーによる人事評価制度は、現在多くの企業でも導入されています。コンピテンシー理念を導入する企業が最近増加傾向にあります。
コンピテンシーは、その人の行動特性なので変わらないとも言われますが、各人が意識して努力することにより人間は大きく変わるとも考えられます。