1月27日、厚生労働省は、平成26年度の雇用保険料率を告示しました。平成26年度の料率は、平成25年度と同様、一般の事業で1.35%、農林水産清酒製造の事業で1.55%、建設の事業で1.65%となります。
■平成26年度の雇用保険料率について
雇用保険料率は、労使折半で負担する失業等給付の料率に、事業主が負担する雇用保険二事業の料率を加えたものです。このうち、失業等給付の料率については、「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」に基づき、雇用保険受給者実人員の状況や積立金の状況を勘案し、厚生労働大臣が労働政策審議会の意見を聴いて、一定の範囲内で変更することが可能となっています。
平成26年度の失業等給付の料率については、昨年12月26日に了承された「労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会報告書」の中で、平成25年度に引き続き、1.0%にするべきとされました。
このため、雇用保険二事業の料率を加えた全体の料率は、一般の事業で、1.35%となります。
<平成26年度の雇用保険率:平成26年4月1日〜平成27年3月31日>
負担者
事業の 種類 | ①+② 雇用保険料率 | ① 労働者負担 (失業等給付の 保険料率のみ) | ② | ||
事業主負担 | 失業等給付の 保険料率 | 雇用保険 二事業の 保険料率 | |||
一般の事業 | 1.35% | 0.5% | 0.85% | 0.5% | 0.35% |
農林水産 清酒製造の事業 | 1.55% | 0.6% | 0.95% | 0.6% | 0.35% |
建設の事業 | 1.65% | 0.6% | 1.05% | 0.6% | 0.45% |
根拠条文:労働保険の保険料の徴収等に関する法律(昭和44年法律第84号)第12条第5項の規定に基づく変更