環境省は、今年も6月1日から9月30日までは「スーパークールビズ」を実施することとし、官民が主体的に「クールビズ」に取り組み(冷房時の室温28℃に設定)、地球温暖化防止及び節電の更なる促進を呼びかけています。
■スーパークールビズの実施について
今年も環境省では「室温28℃でも快適に過ごす」ことを目的として、「更なる軽装の奨励」や「勤務時間のシフト」などの「ライフスタイルの変革」を呼び掛ける「スーパークールビズ」を推進しています。
◎スーパークールビズ5つの取り組み
クールファッション 〜夏を涼しく過ごすために軽装で〜
・アロハシャツ、ポロシャツも活用した軽装の強化
・うちわ、扇子や日傘でちょっとした暑さをしのぐ
クールワーク 〜効率的な働き方に見直そう〜
・勤務時間の朝型シフト
・残業はしない
・長期の夏休みを取る
クールハウス 〜設備や機器を利用して快適に〜
・窓のブラインドや遮熱シートの活用
・グリーンカーテン、すだれやよしずの設置
・こまめな室温確認で熱中症予防も
クールアイデア 〜ちょっとしたアイデアで涼をとる〜
・朝や夕方の打ち水
・体内から冷やしてくれる食べ物を摂る
・冷却ジェルシートや氷のうなどグッズを活用
クールシェア 〜みんなで涼しいところに集まろう〜
・家族でひとつの部屋に集まる
・公共施設を活用する
・自然が多い涼しいところで過ごす
・カフェ、レストランなどを活用する
◎経済産業省の取り組み
経済産業省は、2014年度夏季の電力需給は、中部及び西日本全体の予備率は電力の安定供給に最低限必要とされる予備率3%を下回る見込みであり、電力需給は非常に厳しい見通しであるとしています。そして、国民生活、経済活動等への影響を極力回避した無理のない形で、できる限りの節電を呼びかけています。
【オフィスビルの節電アクション】
5つの基本アクション | 建物全体に対する節電効果 | ||
照 明 | ・執務エリアの照明を半分程度間引きする | 13% | |
・使用していないエリア(会議室、廊下等)は消灯を徹底する | 3% | ||
空 調 | ・執務室の室内温度を28℃とする(または、風通しなど室内環境に配慮空調しつつ、28℃より若干引き上げる) | 4% (+2℃の場合) | |
・使用していないエリアは空調を停止する | 2% | ||
OA機器 | ・長時間席を離れるときは、OA機器の電源を切るか、スタンバイモードにする | 3% | |
さらに節電効果が大きいアクション | 建物全体に対する節電効果 | ||
空 調 | ・室内のCO濃度の基準範囲内で、換気ファンの一定時間の停止、または間欠運転によって外気取入れ量を調整する(外気導入による負荷を減らすため)2 | 5% | |
・日射を遮るために、ブラインド、遮熱フィルム、ひさし、すだれを活用する | 3% | ||
・冷凍機の冷水出口温度を高めに設定し、ターボ冷凍機、ヒートポンプ等の動力を削減する(セントラル式空調の場合) | 2% |